【Founder’s Column #01】 機能だけでは、選ばれない時代へ。
バッグは、モノだけでなく、思い出も運ぶ。
普段、バッグやポーチを作っている僕だからこそ、思うことがあります。
こんなことを言うのも少し変かもしれませんが、今の時代、パソコンが入るバッグなんて珍しくありません。
使いやすいポケットが付いたバッグも、似たようなデザインのポーチも、世の中にはたくさんあります。
価格だけを見れば、Amazonを開けば驚くほど安いバッグやポーチもいくらでも見つかります。
そんな時代に、「これまで世の中になかったもの」を作り続けることは、決して簡単ではありません。
世の中は、ある意味「同じようなもの」で溢れています。
だからこそY-Tagが大切にしたいのは、機能のその先にある「気持ち」です。
もちろん、だからといって機能性を妥協するつもりはありません。
使いやすさ、収納性、素材、サイズ感。毎日使うものだからこそ、便利であることは大前提です。
そのうえで、そのバッグを背負うと、少し仕事を頑張ろうと思える。
お気に入りのポーチをデスクに置くだけで、少し気分が上がる。
持っていることそのものに、満足感を感じられる。
そんな感情まで含めて、プロダクトをつくりたいと思っています。
そして、長く使ったモノには、そのときの記憶も一緒に残っていきます。
初めて訪れた旅先に持っていったポーチ。
新しい仕事を始めた日に背負っていたバッグ。
大切な商談の日、毎日の通勤、何気なく立ち寄ったカフェ。
時間が経ってそのモノを手にしたとき、当時の景色や気持ちまでふと思い出すことがあります。
バッグは、ただ荷物を入れるための「器」ではない。
僕はそう思っています。
デジタルワーカーへ届けたい。
Y-Tagは、「デジタルワーカー」と呼ばれる人たちに向けてプロダクトを作っています。
パソコンやタブレット、クラウドを使いながら働く人たち。
場所に縛られず働く人もいれば、会社へ通勤する人もいる。
働き方は違っても、日々それぞれの場所で仕事と向き合い、次の何かに挑戦している人たちです。
そんな人たちの毎日が、少しだけ身軽になること。
持ち物が整うことで、気持ちにも余白が生まれること。
そして、次の一歩を少し前向きに踏み出せること。
そのために、僕たちは便利であることはもちろん、そのプロダクトを持つことで生まれる感情まで大切にしながらモノづくりを続けたいと思っています。
機能やスペックだけを比べれば、似た商品はこれからもっと増えていくはずです。
だからこそ、最後にどちらを選ぶか迷ったとき、そのブランドが何を考え、どんな未来をつくろうとしているのか。
そこに心が動くかどうかも、これからのモノ選びのひとつの基準になっていくと思います。
バッグは、モノを運ぶだけではありません。
そのときの挑戦や景色、感情まで一緒に運び、いつか思い出として残っていく。
Y-Tagも、そんな存在になれるプロダクトを作り続けたいと思っています。
Y-Tag代表 山本晃貴